英国 NHS — 「技師が読影する」が世界モデルになった 20 年
英国の地方病院に行くと、CT の頭部撮影や MR の膝関節撮影が、医師ではなく技師の名前で 1st reading (一次読影) されていることがある。
英国の地方病院に行くと、CT の頭部撮影や MR の膝関節撮影が、医師ではなく技師の名前で 1st reading (一次読影) されていることがある。 これが Reporting Radiographer 制度。日本の文脈で言うと「診療放射線技師が、放射線科医に出す前の一次診断レポートを書く」業務範囲が、職能制度として認められている状態だ。 英国は 1995 年から始まったこの制度を、20 年以上運用してきた。米国 ASRT が 2024-2025…
英国の地方病院に行くと、CT の頭部撮影や MR の膝関節撮影が、医師ではなく技師の名前で 1st reading (一次読影) されていることがある。
これが Reporting Radiographer 制度。日本の文脈で言うと「診療放射線技師が、放射線科医に出す前の一次診断レポートを書く」業務範囲が、職能制度として認められている状態だ。
英国は 1995 年から始まったこの制度を、20 年以上運用してきた。米国 ASRT が 2024-2025 年にこの制度を本気で輸入しようとし始めたのは、第 5 回で書いた放射線科医不足が「もう内部だけでは解決しない」段階に来たから。
連載第 6 回は、英国の「技師の上方シフト」が世界モデルになった経緯と、なぜ日本の JART がこれを輸入できないのかを書く。